若手林業ビジネスサミット のワークショップを担当しました!

 

若手林業ビジネスサミット というイベントをご存知ですか?

その名の通り、若い、林業好きが、ビジネスを考える、イベントです^^

 

有志実行委員による企画で、過去2回、高知県と東京都で開催されてきたそうです。

そして今回3回目。北海道で実行委員が立ち上がりました。

 

 

フプの森のキコリデザイナー大輔も、実行委員です。

フプの森としても、2日目のワークショップを担当させていただきました。

 

今回の会場は下川の有名な森、Sさんの山。

有名な理由は、その手入れの行き届いた状態。

こちらのブログで紹介させていただいた通りです。

 

 

総勢50名もの見学も、快く引き受けてくださり、

みんなでその森を通して、Sさんの山への思いを勉強させていただくことができました。

 

 

まずは、林業そのもの、間引きのために木を伐ります。

 

 

そして、葉っぱを採取。

 

 

今回は50名おりましたので、2班に分かれての作業。

私モミエがいた方も、トドマツの香りに驚く皆さんの声がたくさん聞こえました。

普段山で仕事をしている方も、本州の木々とはまた違ったトドマツの姿香りに興味津々でした。

 

 

 

そして、Sさん山林の、天然林ゾーンを見学。

全く手の入らない原生林という意味ではありません。

人の手で植えることなく、天然の力で、世代交代をして来た森です。

 

 

Sさんの山は、入植時、一面のササだったそうです。

下川や、北海道の多くの山がそうでした。

昔の人たちは、ササ原にポツポツと大木が生えた状態から、

木を伐り、ササを刈り、大きな岩をよけ、畑を作ってきました。

その労力たるや、想像を絶します。

 

そして、どうにも畑にしきれない場所は、そのままササの森が残りました。

Sさんは、そんなササを一人こつこつと刈り、その刈った場所には、

新しい木の子供たちがどんどん育ったそうです。

ササが覆っていた頃は、日が当たらなくて育つことができなかった木の子供たちが、

Sさんの手入れによって、育つ機会を得られたからです。

 

そうしてさまざまな樹種の、多様な年齢の木々が茂るようになり、できあがった天然林。

Sさんは、今も下草を刈る作業をし続けています。

まさに、人工林とは違った形の、森と人のあり方です。

 

 

 

そのあとは工場で葉っぱを蒸留。

2時間の蒸留の間は、私モミエによるフプの森の思い、信念、怨念(笑)をお話しさせていただきました。

 

 

 

 

工場に戻って、蒸留後の葉っぱで足浴をし、

 

 

そして今度は、フロントランナー発表会。

道内で活動する、林業まわりのみなさんの事例発表を興味深くお勉強。

 

 

 

どっぷり山の世界に浸かったあとは、なんと、おフランスジビエ料理!!!

 

 

 

シェフのご要望で、こんなプレートもご用意させていただきました^^

 

 

毎回イベントを開催していて思うのですが…

この「食」を充実させることも、私たち下川人のいまや文化?意地(?)になりつつあります^^

もはや、自分たちのやっていることを紹介するより、

この地域のうまいものを紹介するためのイベントのようになります(笑)

 

だって。

私たちが普段、そこに魅力を感じているから…

どうしても、せっかく来た皆さんに食べてもらいたくなるのです。

 

今回も、美花夢さん、おフランスジビエはノースプレインファームさんのシェフ、

地域おこし協力隊のみんなが頑張る地域食堂、そしてパンや卵、野菜など、地元食材を作る皆さんに

多大なるご協力をいただきました。

 

この御礼は、また私がたくさん食べに行きます!ということで^^

 

 

3部構成だった今回のイベント、1日目は旭川の木工クラフト、3日目は西興部のシカ狩猟について。

本当に、バリエーション豊かで、贅沢なプログラムだったと思います。

1日目は残念ながら準備でおじゃまできませんでしたが、3日目は同行させてもらいました。

お隣の村西興部ですが、実際に狩猟のことを勉強させてもらったり、シカの解体を見学するのは初めてで、とてもいい勉強になりました。

 

山から分けてもらっているものはいろいろあります。

今回見ていただいた活動以外にも、全国にまだまだたくさんおもしろいコトやモノがあるので

ぜひ皆さんも、近くの地域の山や、そこで繰り広げられている活動に、目を向けてみてください!

その中に、今回参加された若者たちがいるかもしれません。

 

もし出会ったら、下川で美味しいもの食べたかい? と声かけてみてくださいね。

 

 

 

 

 

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