2013年2月9日 by tanabemarie

スタッフ募集中！！

以下、スタッフの募集につきましては、終了いたしました。

ご応募くださった皆さま、情報を拡散してくださった皆さま、ありがとうございました。

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株式会社フプの森では、只今スタッフを募集中です。

代表の田邊です。私がこの仕事に就いたきっかけを少しお話しします。

私自身、ここ下川町にやってきたのは2007年。

北海道モミエッセンシャルオイルの事業のことを知ったのは、それより３年前のことでした。

もともと私は森や林業のことに興味がありました。木材自給率の低い日本、世界では違法伐採が行われているという現実、そういった問題を解決するにはどうしたらいいのだろう？と考えていました。解決のためにやるべきことはたくさんあります。ですが、結局のところ、たくさんの人がもっと当たり前に森や林業のことを見聞きするようになるべきだ、そう思っていました。

なぜならそんな私でさえ、実際に林業を見たこともなく、どんな仕組みでどんな人たちが森づくりをしているのか、とんと想像もつかなかったからです。森は大事と言いながら、世の中の人にとって、林業がどれだけ遠い世界のことになっているのだろう…　と勝手ながら危惧していました。

自分でも何かしたくて調べて行くうちに、FSCという認証制度を知りました。

違法な木材を市場から排除するために、責任ある森林管理を行われた森に認証を与える制度です。

この認証を北海道で初めて取得した町があると知り、直接話が聞きたくて見学に訪れたのがはじまりでした。

そこには、見てみたいと思っていた林業の世界があり、日本の林業をなんとかしなくては！と強い思いで働いている人たちがいました。そして彼らは、意外にも（！？）北海道の森の香りがするエッセンシャルオイルという、なんとも繊細なものを作っていました。その頃の私は、アロマテラピーという言葉は知っていても、自分とは縁がないと決めつけていたくらい。アロマの知識はゼロでした。ただ、森でかぐトドマツの香りが大好きだったから、「北海道モミの香り」を気に入り、この香りを通して森のことを伝えようとしている人たちの姿を見て、自分もこういう仕事がしたい、と思うようになりました。

その後、本当にこの仕事に就くことになるまで３年。ようやく担当者の席が空いて移住が叶い、下川町という人口4000人に満たない小さな町での生活が始まり、今に至ります。

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思い切って飛び込んだこの事業ですが、売るだけが仕事ではありません。私たちは、山の植物から商品を作る生産者です。何かを「作る」というおもしろさ、そこに自分たちなりの思いを自由に載せられるところが醍醐味です。森のこと、木のこと、働く人のこと、地域のこと、モノを作るとき、使うときに気をつけたいこと、暮らしのこと。さまざまなメッセージを込めて、商品を届けたいと思っています。

株式会社フプの森のメンバーは、この事業が下川町で始まったときからの歴代の担当者です。

全員、下川に来た動機も、この事業に関わったきっかけもバラバラですが、「フプの森の事業を通して伝えたいことがある」という点では一緒です。私たちがこうして森に関わり、一つの仕事を続けていることこそ、森との関わり方を示すメッセージでもあります。

私たちは、これから一緒に働く仲間にも、この仕事を通して何かその人なりの思いを遂げてもらいたいと思っています。山の仕事に興味がある人、ものづくりがしたい人、植物が好きな人、田舎暮らしをしたい人、それぞれいろんな思いがあると思いますが、フプの森の事業に、ちょっと心がときめいた方は、何かのきっかけになるかもしれません。私たちもどんな方との出会いがあるか、楽しみにしています。まずはご一報ください。

お待ちしています！