冬のお仕事その1 冬道

 

冬は、なるべくならお部屋にこもってお仕事を…

と企てるものの、案外その通りには行かないのが常。

冬はなるべく蒸留を控えていますが、12月は、クリスマスのための葉っぱ採り作業があります。

 

 

 

生まれも育ちも北海道、生粋の道産子な私ですが、こんな冬に車で山へ行くなんて。

スキー場への道のりならまだしも、除雪もままならない林道なんて… あり得ません!!

 

と思っていたのは6年前。

今では埋まることも、はまることも、途方に暮れることも、

落ちたり 転がることも…? 慣れました。

 

慣れないのは、道に迷うこと。

普段私たちは、林業の作業現場へ自力で行きます。

事前に地図をもらって、ヒントをもらって、気をつけてね、と言われて向かうのですが、

どういうわけか、ヒント通りの景色が現れないんですね…

 

あの道行って、サイロを曲がって、道なりに、 とか

重機があったら右折して、道なりに、 とか

最後の民家を曲がって、山の上まで、 とか

 

教えてもらうのだけれど。

行けば サイロも重機も一つじゃなかったり。

目印のあとは道なりのはずが、分かれ道があったり。

最後の民家なんて、最後かどうか進んでみなきゃわかんないし。

山の上まで… なんて どこ行っても山だし!!!

 

冬は視界が悪かったり、除雪の状況が予定と違ったり、道幅が狭くてUターンできなかったり、

予期せぬ事態が多々あるのです。

 

そんなこんなで、私となおちゃん二人、ブンブンと誤った山道を進み、

どこまで進めばいいのか、引き返しどころもわからないまま おかしいね〜 と進んで…

いよいよ不安になったときに、一台の車を発見!!!

どうも目的の現場とは違う班の現場へ到着した模様。

 

それでも、ここはどこですか、と聞きたかったので、現場のみんなのところへ…

 

 

冬の川を渡る…

 

想定外だったし…

 

人を目指して斜面をのぼる

 

聞いてきたらやっぱり違う現場だった。

 

そして、次は延々バック走行!!

何キロ走ったのかなぁ。

 

シカさんが出てきてくれて、やっと転回できる場所を見つけることができたのでした。

 

やっとこさ目的地に着いたらもう暗いし!!

しかも雪に埋もれて、伐った木と枝葉の場所がわからない!!

ここ掘れ わんわんして 葉っぱを採ったのでした。

 

こんな風に、携帯の電波もなく、道に迷った先で、もし雪道にはまったりしたら最悪です。

クマさんたちは冬眠中なのがありがたいですが。

 

事前の地図確認と、ありとあらゆる状況判断。

まだまだ場数を踏まなきゃなぁ、と反省。

やっぱり冬もどんどん現場に出るべきかな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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