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— 私たちのこだわり —

北海道の素材であること
高品質を追求すること
森とくらすライフスタイルを伝えること

初代担当者  陣内 雄

事業を始めた当時からの想い

私たちは2000年に下川町森林組合の一事業としてたちあげをしました。そのときに考えていたことは、大それていますが「北海道の自立」でした。森林のなかに暮らし、森林のなかの仕事をつくり、それとつながった小さくとも地に足のついたビジネスをおこそう。それがたくさん増えていけば、社会や環境の変化にも強い、持続可能な田舎社会ができるんじゃないか・・・。海外で元気な地域はそんな「基幹産業」と、周辺にブドウの房のようにつながる産業群(クラスター)があるみたいだよ・・・。それは、当時まちで始まった「クラスター研究会」の中でも基本とされた「下川町産業クラスター」の考え方でした。

トドマツ精油づくりの事業は、まず森林管理がきちんと行われて、間伐事業が継続的にまわっていないと成り立ちません。森林管理、間伐、精油づくりがまわっていれば、それにつながって森林療法だとかツアーだとか、そういうものもできるんじゃないか。2015年の今となってはあたりまえの概念ですが、当時はまちのみんなの考え方に幅があって、たくさんの議論がありました。そのクラスター研究の事業化第1号をやってみよう、まずはトドマツ精油づくりからやろう、ということになりスタートしたわけです。でも、トドマツ精油といっても、戦前の飛行機を飛ばした燃料から、農薬、塗料、芳香剤、いろいろあって、輸入のモミ精油(トドマツはモミ属の仲間です。海外ではモミ属の精油が昔から作られてきました)はすごく安くて、いったい何を作ったらいいのかさっぱり分かりませんでした。コンサルタントの方や大学の先生の助言もいただいていろいろやってみましたが、どう考えてもコストが合わない。肝心の精油の品質も、はじめた当初は蒸留温度で失敗したり、精油が変質したり、収量が少なかったり、原料の枝葉集めに苦労したりと分からないことの連続。

そんなとき、立ち上げ時担当だった陣内の鎌倉の親戚から、「友達がアロマをやっている、精油に興味があるからサンプルを送って」と言われて送ったら、「販売はじまったら是非購入したい」それがアロマ商品化のはじまりでした。
アロマなら、精油原料そのまま商品になるじゃないか!でもいったいアロマってなんだろう???とにかくアロマの世界の扉をたたき、いろんな人に会い、アロマの雑誌や講演会などにも呼んでいただき、生産者として森のこと、田舎の仕事を一生懸命伝えました。消臭剤や農薬では開けなかった道がどんどん開けていきました。

今思うことは、はじめた当初めざしたことは今も何も変わっていないということです。森林にあるものを人が集めて生活に役立てる。そこに仕事があり、生活がある。田舎はそうやって生きていくしかない。
私たちのこだわりは3つありました。

「北海道の素材であること」
「高品質を追求すること」
「森とくらすライフスタイルを伝えること」

これが今の「フプの森」にもそのまま受け継がれています。これからもずっと変わらず、このことを続けていこうと思います。お客様に代々喜んでいただけるよう、私たちにとって大事な、この田舎の事業を継続していきたいと考えています。